日本受精着床学会

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理事長挨拶

日本受精着床学会理事長
堤 治

 日本受精着床学会(以下受着)の理事長を務める堤 治です。

 はじめに、本会の歴史と目的とすることをお話しします。1978年世界最初の体外受精児ルイーズちゃんの誕生により生殖補助医療(assisted reproductive technology: ART)への関心が高まる中、1982年飯塚理八慶應大学教授を発起人代表として、「受精ならびに着床に関する研究を推進して、生殖学の発展に寄与し、人類の幸福に貢献する。」目的のもとに生まれました。1982年11月15日慶應義塾大学北里講堂において設立総会が開催されましたので、11月15日が受着の誕生日ということができます。

 日本における体外受精の第一例目の成功は、1983年東北大学でしたが、その後年々増加の一途を辿り、現在では、生殖補助医療により出生児数は4.26万人(2015年日本産科婦人科学会報告)であり、24人に1人が体外受精の恩恵に預かり生まれています。この発展には日本産科婦人科学会をはじめ多くの学会が関与しておりますが、生殖補助医療ARTを専門とする産婦人科医、泌尿器科医、胚培養士、生殖学の基礎研究者の集まる本会の果たした役割は大きいと自負しております。

 本会の主な事業として、毎年学術集会を行い、受精ならびに着床に関する研究すなわち生殖補助医療の向上を目指した実学に中心をおいた学会活動をおこなっております。必要に応じて、各種の学術的調査および研究、関連学術団体との連絡および提携をおこない、学会誌としては、邦文の日本受精着床学会雑誌を発行、日本生殖医学会、日本アンドドロジー学会と協力して英文のReproductive Medicine and Biologyを刊行しております。受着の特徴として、胚培養士の会員も多く、ART生涯研修コースや実技研修コースの開催もおこなって、ARTスタッフの教育やスキルアップに努めております。

 従来、受着は生殖補助医療の専門家集団として、体外受精の技術やその成績向上に向けて学会活動をおこなってきました。その基本姿勢は変わりませんが、今後の課題として、より社会に開かれた学会を目指すことも必要と考えております。その一環として、生殖補助医療ARTをおこなう、学会員の所属施設を学会ホームページに掲載します。不妊症の患者さんが診療施設を選択する際の参考資料を提供することが主な目的で、開示内容は順次広げていくつもりです。また生殖補助医療に関連する基礎知識やよくあるQアンドAなどもホームページにアップしていく予定です。

 学会の発展は、より多くの不妊に悩む患者さんに子どもをもつ喜びをもたらし、社会へ、そして、人類の幸福に貢献することができると信じます。私も、理事長として受着の発展に尽力してまいりますので、会員の皆様には、ご協力、ご指導、ご鞭撻のほどお願いいたします。

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