すべての不妊症の方が、不妊治療の開始時点から、いきなりARTを受けるわけではありません。日本産科婦人科学会へのARTの妊娠報告(日本産科婦人科学会生殖医療実施登録施設での個別調査)で、ARTの適応(ARTを受ける理由)としてあげられる方は、
- 卵管性不妊症;子宮卵管造影検査や腹腔鏡検査で卵管通過障害が見つかった方。
- 男性不妊症;精子が少ないあるいは運動率が悪く、自然には妊娠することが難しいと診断された方。
- 子宮内膜症;長期不妊を有する子宮内膜症の方
- 原因不明の不妊症;受精障害が疑われ、受精の確認が必要である時
①人工授精を5~6回行っても妊娠に至らなかった方。
②原因不明の不妊症(機能性不妊)の方。
③免疫性不妊症;抗精子抗体陽性の方。
(2017年7月7日 公開)