ARTはヒトの精子、卵子、胚を取り扱う治療です。この治療の最終目的は児の福祉(生まれてきたことが幸せであったと子供自身が納得すること)にあります。動物実験で実証されたことが、そのままヒトに応用してよいかどうか、有識者の多方面からの検討が必要となってきます。
日本受精着床学会も学会開設以来独自の倫理委員会を設立し、「倫理委員会は生殖生物学と生殖医学の研究並びに生殖医療に係わる倫理諸問題を審議・検討する。」ことを目的に様々な見解を報告してきました。
これからのARTにおいても多くの倫理問題を審議する機会は考えられます。倫理委員会報告結果は、随時、本ホームページで報告させていただきます。
(2017年7月7日 公開)